探検! 京都大学

京大先生図鑑

京大というフィールドに生息する個性豊かな先生たち。普段見られない生態をご紹介!

石川尚人

英名
ISHIKAWA NAOTO
分類
人間・環境学研究科
専門
古地磁気学
職名
教授(理学博士)

行動

一日のスケジュール
普段の行動について
毎朝、実験室に立ち寄り、装置(液体ヘリウムを冷やすためのコンプレッサー)が無事に動いていることを確かめる。具体的には“音”で確かめる。シュッコーン、シュッコーンという独特の音を聞くと“今日も動いてくれてる!”と安心する(止まってしまうと、実験できなくなるので大変なのだ) 。
職業病
他の人より足元を見て歩くかもしれない。草花よりやはり石に興味が向く。
厳密には職業病ではないが、人混みの中に入るとステップを踏んで相手を抜きたくなる。趣味のラグビーの影響だ。
好きな食べ物
基本的には、口にいっぱい含んで飲み込めたら何でも美味しいと思う人間だが、昔から好きなのは、母がよく作ってくれた「あんかけ焼きそば」。普通の焼きそばを固めに焼いて、熱々の餡をかけて食べる。大学生の時にバイト先の飲食店で作ったら好評で、定番メニューになったほど。今も、中華料理店に入ると頼んでしまう。
ちなみに、南極での食事は全て美味しかった。和食と洋食の料理人の方がいて、毎日違う料理を作ってくれた。6月の夏至(南極では真冬。太陽が全く出ない)には、ミッドウインター祭というお祭りが行われ、和洋のフルコース料理が振舞われる。その時の味も忘れられない。
趣味
ラグビー。大学に入ってから始めた。現在、京大ラグビー部の副部長と、京都市内の少年ラグビースクールの指導者をしている。
研究道具
アウトドア用の時計
初の南極調査の時から使っている。普段は時計をしないが、野外調査に行く時は必ず携えていく。
アーミーナイフ
これも最初の南極調査の時から使っている。スイス製の4徳ナイフ。
マグカップ
3回の南極調査すべてに持って行っている。研究室でも愛用。
ハンマー
岩石を採取する時に使う。これは二代目。初代は木の柄(え)だったが、南極の固い氷を叩きすぎたせいか、折れてしまった。
3点クリノメーター(京大バージョン)
採取する岩石が、どの方向を向いていたか調べるための道具。大学によって方式が異なり、京大式は3つの足がついているのが特徴。3点ある足のうち、上の2点で方位角を、下の1点で傾斜角を読み取る。
フィールドノート
学生の時に使っていた物と同じ仕様に特注して作ってもらった。50冊作って知人と半々に。“目盛りをもっと細かくして”など、納得いくまで注文を繰り返した、こだわりの一冊。
ショルダーバッグ
調査道具を入れる。もっと使いやすいものを今も探している。
アウトドア用の時計、アーミーナイフ、マグカップ、ハンマー、ショルダーバッグ
3点クリノメーター(京大バージョン)
フィールドノート

生息地域

1962年長野県生まれ。1985年京都大学理学部卒業。在学中、地質学・古地磁気学を学ぶ。1988年に京都大学助手。2000年に京都大学助教授。2007年より現職。助手時代の1993年に、研究のため南極地域観測隊越冬隊に参加。1年2ヶ月もの長きにわたり南極昭和基地に滞在した。その後、2000年と2004年にも参加(この時は夏のみ)。都合3度も“南極に行った男”として、小中学校からの講演依頼が多い。

主な生息地 京大の魅力

生態

アフリカ人類学を本業としながら、その延長線上として宇宙人にも興味を抱く。テーマは「宇宙人との間にコミュニケーションは成立するか?」──宇宙人類学のフィールドは本来宇宙だが、「行きたいけどまだ行けてない」(木村先生)ため、もっぱらSF小説や宇宙飛行士の手記を紐解きながら“宇宙人と会ったらどうしよう?”と「思考実験」する日々である。

「古地磁気学」に興味を持ったワケ

木村先生の夢マンガ

特徴

人物像
プライベートでは、友達と食事に行く時なども、どの店にするか、自分からは「よう決められん 」。
研究でも熟考しながら進めるタイプだが、それは「何事も納得しながらやりたい」から。優柔不断というより“慎重派”なのかも。
学生時代
二つのことしかやっていなかった。
1、研究 2、ラグビー
ただし、それは大学2年生の時から。
実は1年生の時に、入ったばかりのラグビー部を辞めた。練習がきつかったからだ。
だが、その後しばらく悶々とした時間を過ごした。今まで習いごとなどはすべて途中で挫折。また、同じことの繰り返しか?
ラグビー部の友達に相談したら「帰ってくれば?」と言われたので再入部。そこから吹っ切れた。他のことに費やす時間が欲しいとも思わなくなった。学生時代、そんな風に夢中になれる時があっていいと思う。
もし京大の先生になっていなかったら
父親が教師だったので、同じように田舎で農業をしながら、教師をやっているだろう。会社員のイメージはない。一応、修士の時に就職活動をしたが、見事に落ちてしまい、自分に会社勤めは向いていないと悟った。

極

自分を漢字一文字に例えると

「極」。
南極の極でもあるし、磁石のS極、N極にもちなむ。
学問を“極めたい”という気持ちも込めている。