探検! 京都大学

京大先生図鑑

京大というフィールドに生息する個性豊かな先生たち。普段見られない生態をご紹介!

川本竜彦

英名
KAWAMOTO TATSUHIKO
分類
理学研究科地球熱学研究施設
専門
固体地球科学
職名
助教(理学博士)

行動

一日のスケジュール
普段の行動について
基本的には実験室で顕微鏡か、研究室でモニターとにらめっこ。たまにハンマーを持ち、世界中の石を採掘しに出かける。
職業病
一度熱中すると周りが気にならなくなる。実験は90%以上が失敗。それでもめげずに、集中して続けている。
好きな食べ物
「鉄火巻」
(焼津と高知で育ったので)
趣味
「宝塚」ファン。2年ほど前、宝塚市にある海洋プレート由来の温泉に入りに行った際、たまたま観劇したのがきっかけ。特に最後に大階段から降りてくるパレードの人海戦術に感銘。一生懸命、人生をかけている姿にも魅了されている。「本人比」で上達していく姿を追えるのが魅力と分析している。今年に入って行き過ぎないよう、自粛している。
研究道具
コンピューターとノート
自分の代わりに記憶してくれる。
顕微鏡
自分の目で見えないものが見れる。
レーザーラマン分光計
石に塩水が入っているかがわかる。
冷却加熱ステージ
試料の温度を上げたり下げたりする道具。例えば石の中の液体が凍る温度や氷が溶ける温度を測定することで、その液体の塩分濃度がわかる。
放射光X線
容器に密閉され肉眼では見ることができない高温高圧状態の試料を観察することができる。一周1.4kmもの巨大な施設で、兵庫県の実験施設「スプリング8」などが有名。
ダイヤモンドアンビルセル
ダイヤとダイヤの間に試料を挟み、高温高圧状態を作り出す。
風呂と布団
リラックスしている時に良いアイデアが浮かぶ。
顕微鏡
ダイヤモンドアンビルセル

生息地域

高知県高知市育ち。1992年京都大学大学院にて理学博士号を取得。東京大学、アリゾナ州立大学、バイエルン地球研究所、京都大学研究員を経て、京都大学大学院理学研究科付属地球熱学研究施設助手を経て現在に至る。
吉田キャンパスの実験室をベースに、大分県別府市の「地球熱学研究施設」で温泉に浸かりつつ、最近は南アフリカ共和国やカリブ海に浮かぶ島などで、研究の鍵になる岩石の産地を巡りながら、地球内部の謎に迫っている。

主な生息地 京大の魅力

生態

世界中から石を拾い集めては、中の成分を調べたり、その成り立ちに思いを馳せたりしている。石は実験観察の段階で1ミリ以下と小さくなるが、そこには出来上がるまでの数十億年の歴史と、地球の地下で引き起こされているダイナミズムが凝縮。「目に見えない地球の中を覗ける、分からないことが分かる、それがうれしい」と目を輝かせる。人呼んで「マグマ大使」。

「固体地球科学」に興味をもったワケ

一ノ目潟マントルカンラン岩
偏光顕微鏡写真
35億年前の海底の石
南アフリカのコマチ川のほとり

川本先生の夢マンガ

特徴

人物像
一見、小さい事にはこだわらないように見えるが、実は大変なこだわり屋。「神は細部にやどる」
物が捨てられない。取材時のセーターは高校時代から着ている。
石像などを見ると、どんな石で出来ているか大体わかる。
学生時代
昼まで下宿で寝ているようなサボリ学生だった。難しい講義や演習は特に苦手。
もし京大の先生になっていなかったら
高校の理科の教員になりたかったが、採用試験に落ち続けたため断念。

湯

自分を漢字一文字に例えると

「湯」。温泉が大好きだし、そのルーツを探る研究をしているから。