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2006年2月3日

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日英高等教育に関する協力プログラム京都フォーラム2006等の開催



◆2日(木曜日)


泉紳 一郎 文部科学省大臣官房審議官(高等教育局担当)

  2日(木曜日)の京都フォーラム2006では,日英合同推進委員及び訪問調査参加の日英12大学(東北大学,筑波大学,東京農工大学,大阪教育大学,九州大学,熊本大学,マンチェスター大学,シェフィールド大学,ブライトン大学,ロンドン大学教育研究所(IoE),グラスゴー大学,ノッティンガム大学)関係者並びに一般参加者(国公私立大学,大学共同利用機関等の高等教育関係者)の約130名が参加しました。午前の第1部では泉紳一郎文部科学省大臣官房審議官(高等教育局担当)をはじめとして,横山俊夫京都大学副学長,ジョアンナ・バークブリティッシュカウンシル駐日代表及びルース・トンプソン教育技能省(DfES)高等教育計画局長による開会の挨拶があり,引き続き相澤益男国立大学協会会長/東京工業大学長から「日本の大学の挑戦」,ラマ・ティルナマチャンドランイングランド高等教育財政カウンシル研究・知識移転担当部長から「高等教育における研究(含むRAE2008)と知識移転政策が有するインパクト」の題でそれぞれ基調講演が行われました。


横山 俊夫 副学長

  午後の第2部では日英高等教育に関する協力プログラムに基づき行われた日英間の大学の連携についての報告がなされました。はじめに大西仁東北大学副総長/理事から日本側参加大学の英国訪問についての概要報告,サー・デイヴィッド・ワトソンロンドン大学教育研究所(IoE)より英国側参加大学の日本訪問についての概要報告が行われ,それに続いて日英12大学の代表者と一般参加者とのディスカッションがなされました。休憩を挟んで「大阪教育大学とロンドン大学教育研究所(IoE)の連携」と題して日英2大学間の連携の事例について報告とそれに対する質疑応答がなされました。その後サー・デイヴィッド・ワトソンロンドン大学教育研究所(IoE)から京都フォーラム2006のまとめについての話があり,最後に木村孟大学評価・学位授与機構長が閉会の挨拶を行い,盛況の内にフォーラムは終了しました。

  18時30分からのレセプションでは,参加者同士で高等教育について活発な意見交換が行われました。


◆3日(金曜日)

 3日(金曜日)の午前には日英の合同推進委員会と日本側大学6大学と英国側大学6大学の参加者による日英高等教育ワークショップが百周年時計台記念館国際交流ホールを会場に開催されました。

  初めに英国側6大学,次に日本側6大学の計12大学から研究と教育に関するグローバルコラボレーションについて現時点での抱負や問題点,課題を各5分ずつプレゼンテーションし,それに対してディスカッションを行いました。続いて松重和美京都大学副学長より「日本における産学連携−京大でのイノベーションプロジェクト−」と題した講演が行われ,講演後は出席者から松重副学長に対して熱心な質問がなされました。最後に木村孟大学評価・学位授与機構長とラマ・ティルナマチャンドランイングランド高等教育財政カウンシル研究・知識移転担当部長からそれぞれ閉会の挨拶がなされて閉会となりました。

 挨拶する尾池総長

  午後には同じ会場にて,日英合同推進委員会が行われ,日英高等教育に関する協力プログラムの今後の展開の方向性について多くの委員から真摯な熱い議論が交わされました。

  また、1日(水曜日)には、多数の日英高等教育関係者を京都大学にお迎えするにあたり、京都大学総長の主催によるレセプションを開催いたしました。

  まず最初に尾池総長から歓迎の挨拶があり、続いてラマ・ティルナマチャンドランイングランド高等教育カウンシル研究・知識移転担当部長から答礼の挨拶、木村孟大学評価・学位授与機構長から乾杯があり、翌日から開催される日英高等教育に関する協力プログラム京都フォーラム2006等の成功を祈念して和やかな雰囲気の中で歓談が行われました。