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2005年10月5日

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京大支援ベンチャーファンドについて



  京都大学は今般、京大支援ベンチャーファンドの設立を企画することにしました。

  本ファンドは京都大学教員、同退職教員、学生、卒業者など京大関係者による大学発ベンチャーの育成・支援を目的とした投資ファンドであり、資金集めや管理、運用にあたるベンチャーキャピタルは公募する予定です。

  その設立企画は、学内教員を対象とするアンケート調査の結果、およびこれまで京大理事を主査とするワーキンググループで審議してきた内容に基づくもので、その要点は次のとおりです。

  • アンケート調査結果の分析から、学内にはベンチャーファンド創設を望む教員、また投資対象となる研究シーズ等を有する案件が少なからずあることが判明しました。
  • 投資先としてアーリー段階(研究開発段階)を重視すること、起業志向ながら未起業の研究開発アクティビティを「プロジェクト」(仮称)として投資対象とすること、また当然ミドル〜レイト段階にあり、数年後にIPO(Initial Public Offering、株式公開)が見込める企業活動も対象とするなど、大学の特性・状況を十分配慮した内容とするのが望ましいと判断しています。
  • 投資先は現職の京都大学教職員に限定せず、同退職教員や学生(大学院生を含む) の起業先やプロジェクト、さらには京大卒業者、京大関係者の事業など、その対象を広げたものが望ましいと思われます。
  • 本ファンドは、京都大学の外に設置されるものですが、大学も可能な範囲で、大学発ベンチャーを積極的に支援する方策を今後検討するものとします。
  • 今後、本ファンドの実現、具体化に向けて、学内外から更に良いアイデア、暖かい協 力・支援を得ることを期待しています。